目的
オーディエンスをエンゲージする
寄付を募る
認知度を高める
課題
Direct Relief は Forbes 誌において、7 年連続で「効率 100% の資金調達を実現している数少ない団体」の 1 つとして掲載されました。Direct Relief ではすべてを民間資金で賄うことで高い効率の実現に努めていますが、さまざまな非営利団体に共通する問題を抱えています。たとえば、自分たちの団体のことを知ってもらうにはどうすればよいか、限られた資金を使って寄付を増やしていくにはどうすればよいか、投じることができる費用が他の機関よりもはるかに少ない中で目標を達成するにはどうすればよいか、といった問題です。
ストーリー
Direct Relief は、Google for Nonprofits を通じて利用できるさまざまな Google ツールを活用することで、こうした問題を解決しています。
Ad Grants で検索エンジン マーケティングを行ったり、Google アナリティクスでウェブサイトにおける行動分析を行って資金提供者の評価が高いコンテンツを把握したりしています。また Google マップでは、Direct Relief の世界的な取り組みについて、プロジェクトの実施エリアを視覚的に理解できるよう提示しています。さらに Direct Relief 専用の YouTube チャンネルで動画を公開しています。動画が持つ感情に訴える力や啓発的な効果も相まって、説得力のあるメッセージが発信され、認知度も高まっています。
「寄付が増える年末時期の終わりの 1 月 1 日時点で、オンラインの寄付件数が前年比で 44% 増加し、金額の合計は 40% 増加しました。」
結果
Direct Relief では、2003 年に Google for Nonprofits に参加してから 3 年間で、ウェブサイトの訪問者が 6,000% も増加しました。しかし、Google はそれ以上の将来性を見込み、Direct Relief と協力してオンラインでのさらなる成果向上に取り組みました。
マーケティング プランを修正し、有料検索とリマーケティングでキャンペーン カテゴリを 8 つに分類して 12 月の第 1 週に約 150 の新しく作成したテキスト広告の掲載を開始しました。その結果、1 月 1 日(寄付が増える年末時期の終了時)時点で、オンラインの寄付件数が前年比で 44% 増加し、金額の合計は 40% 増加しました。
サイトのトラフィック全体は 84% 増加し、リマーケティング広告についてはコンバージョンが 2% アップ、ブランドの有料検索キーワード(「Direct Relief International」の変化形なども含む)のコンバージョン率は 26% となりました。
Direct Relief では今後、Ad Grants キャンペーンの精度を継続的に高め、YouTube で情報やストーリーを提供していくことで、さらに多くの人々の注目を集められるようにしていきたいと考えています。